【歯科日記③】国家試験合格‼︎歯科衛生士デビュー 1院目
楽しかった歯科衛生士の卵時代は終了し、歯科衛生士として働き始めます。
ここからが波乱の幕開け・・・
正直、本当に歯科衛生士として働きたくなかった。ほぼ毎日お弁当を作って学費を払ってくれた両親に申し訳なかったから歯科衛生士として働き始めました。
私が初めて入社したのは、地元の一般歯科。
歯科衛生士学校の担任が、知り合いの歯科医師ということでススメられたので古い歯科でしたが応募し採用になりました。
結果からいうと3か月で辞めました!!
まず、先輩と合わなかったです。ヤンキー風のお局がいて初日に「とりあえず真似して」と言われただけだったのです。
何が何なのかわからず、初日から上顎前歯6歯をデュラで仮封してといわれました。
そもそも、その6歯はTEKを作製しないといけない状態なのに、この医院ではTEKは作らず全てデュラをするようで新人だったので驚きでした。
できるはずがなかったけどやるしかなく、その患者様はボコボコの黄色の前歯で帰宅するのです。今でも申し訳なかったと思っています!!
お昼休みになって、お局ヤンキー先輩に言われました。
「お昼ごはんを食べるためのテーブルや座布団、スタッフのコップとお茶を準備、片づけするのは新人の仕事だから。」
ひぇ~!気づいた人、手が空いたスタッフがすればいいんじゃないの??働くってマジ厳しいって思いました・・・
その他にも朝の準備や帰りの片づけなど新人謎ルールがたくさんありました。
当時は、新人だからそうなのかと思い言われたことをする事に精一杯。
1つ気にかかっていたこと。
私の2日前に高卒の歯科助手さんも入社していて、確かに私の方が2日遅くは入社したけどたった2日違いで、その子は何もせず私だけが毎日毎日その仕事をするっておかしくないか??と段々イライラとむなしさが募っていました。
初めてのことばかりの歯科衛生士業務。毎日とても緊張してしていました。自分なりに一生懸命、先輩を真似てメモを取って勉強もしました。ちなみに他のスタッフは聞けば教えてもらえましたが、「お局ヤンキー先輩にきいて」とよく交わされました。
でも、6月頃には、精神的に参ってきていました。
先輩も他のスタッフも院長も、みんな怖かった。
孤独でした。何がどう嫌なのかさえ冷静に考えれなかったです。
朝から夜まで、夢でも、休みでも、ずっと歯科医院の事ばかり考えて嫌で、怖くて、苦しくて死にたかった。
通勤時、思いっきり車のハンドルをきって事故ってしまいたいと泣きながらも、同期みんな頑張ってるんだから私の頑張らなくちゃ!!と出勤しました。
そんなある日、原因がなんだったのかは分かりませんが、お局ヤンキー先輩に
「自分さ、まじ、ふざけとん??」
と言われました。
私は思い当たることが本当になく、わからなくてキョトンとしてしまいました。お局ヤンキー先輩は、その後もワーワーなにか言ってましたがよく分かりませんでした。
私がバカすぎてそれすらもわからなかったんでしょう。笑
※今回の歯科用語
- 上顎前歯6歯・・・上の前歯の事。右の八重歯から左の八重歯まで欠損がなければ6個歯がありますね。
- デュラ・・・虫歯になって銀歯を作るために削った歯を一時的に蓋をする歯科材料です。最初は臭いがきついけど固ると臭いしないよ。ガムやお餅食べると取れやすいから銀歯つけるまでは我慢してほしいなぁ。
- 仮封・・・削った歯の穴に蓋をする処置の名前。
- TEK・・・レジンという材料で作る仮の歯。最初は難しいです。1歯なら20分くらいで作れるとすごい。審美歯科だとかなりこだわって作ります。今はTe Cらしいね笑
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