【歯科日記②】DH歯科衛生士の専門学校生活は??
歯科衛生士【DH】は、歯科医院などで働いている国家資格取得者です。歯科医師や歯科助手とは業務範囲が違います。
歯科医師は麻酔・歯を削る・歯を抜くなどの業務をすることができますが、歯科衛生士はそれらはできません。主に、診療補助、予防処置、保健指導を行います。患者様のお口の中の汚れを除去しフッ素塗布など直接医療行為を行います。患者様へのブラッシングや食生活などの指導でコミュニケーションを取ります。そして歯科助手は、患者様のお口を触ることはできませんのでアシストや受付業務を行います。
歯科衛生士になるには?
歯科衛生士になるには、厚生労働省指定の歯科衛生士養成機関で専門的な教育を受けて国家試験に合格しないといけません。専門学校や短大、大学に通います。最短で3年です。昔は1年で卒業だった時代もありましたが、現在は3年制~4年制になりました。国家試験も少しずつ難しくなっているそうです。
学校生活は?
学校によりますが、私の場合は、専門学校で3年間。試験と実習の繰り返しでした。夏休みや冬休みはありますが期間は短いです。毎日、講義と実習で朝から夕方までしっかりと学びます。
講義は、歯科関係は当たり前ですが、私の学校では、英語、法学、心理学、接遇など歯科以外の事もありました。講義によって先生は変わるので楽しいですよ。この先、同じ歯科の業界で働いていきますので先生たちとの繋がりは大事にすることをオススメします。
私の学校は修学旅行はなくて1日遠足?はありました。修学旅行がある学校もありますので、オープンキャンパスでチェックしてみるといいと思います。
学校内での実習内容は??
・学生同士で歯石取り
・模型での歯石取り
・歯科材料の練り方
・歯型の取り方、石膏模型の作り方
・仮歯の作り
・歯磨き指導の練習など。
外部への実習先は??
- 歯科大
- 幼稚園
- 障害者施設
- 一般歯科医院
歯科大実習は、1~2週間ごとに矯正科、口腔外科、歯周内科・・・と色んな科を回っていきます。大体ここで歯科医師と仲良くなって合コンに発展したりします。
幼稚園や障害者施設では、歯ブラシ指導の実習をしました。幼稚園では、歯磨きをテーマに紙芝居などを作製し子供たちに染め出しをして歯磨きの練習を一緒に行います。障害者施設では、歯ブラシを持てなかったり伝わらなかったりと難しかったですが、この経験も役に立っています。
開業医で臨床実習。3院行きましたがこれが一番大変でした。歯科医院によって当たり外れがあったりなかったり・・・。優しい先輩がいれば良いですが厳しい先輩もいらっしゃいます。
学校に提出するレポートと別の課題を出される医院もありました。それでも看護師さんに比べると課題量は少ないです。あとは、1人で配属されることもあれば2人で配属されることもあります。2人だと心強いですが比べられましたね。
私は2人で配属された医院から「私語が多い」って注意を受けたのに、もう1人の子は褒められてて・・・。1人で私語しないでしょって思いましたね。
トータルすると外部実習期間は8~10か月分くらいありました。(10年以上前の話です)学校生活は、めちゃくちゃ楽しくて本当に人生で1番楽しい時期でした。
国家試験は?
私の場合は、3年生の夏くらいから国家試験の勉強が本格化していきました。私は夏休み後にある程度の勉強スケジュールを作って平日は2~3時間、土日はしっかり勉強しました。学校でもひたすら国会試験対策過去問の繰り返しです。
でも遊びも頑張ってましたよ。 仕事も勉強もオンオフが大事!
試験前日は、試験会場近くのホテルにクラス全員で宿泊。緊張と不安でドキドキだったけど仲間が近くにいるって心強い。夜、仲良しメンバーで担々麺食べに行った事をよく覚えています。
私のクラスは、45人ですごく仲良しでチームワークも良かったです。勉強もみんなで頑張った感がすごく残ってます。だからか、全員合格でした。
合格率は高く96%前後と言われています。普通に勉強していれば受かります。 勉強しなかったら受からないです。ちなみに不合格だと来年また受けれるけど合格率はグンっと下がるようです。もちろん自分次第ですが。
これから歯科衛生士を目指す方は、頑張ってくださいね。学校生活を楽しんでください。
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