【歯科日記㉞】ジャイアンとスネ夫詐欺 6院目
スネ夫「今回、コーディネーターが2人いなくなったので悪魔さんがメインでコーディネーター業務をしてもらいますが、これからは歯科衛生士にもコーディネーター業務のお手伝いをしていってもらいたいと思います。」
ジャイアン「今まで社長は、業務はきちんと分けるって言ってましたが社長は正直、歯科医療従事者ではないからあまり分かってないんですよね。」
スネ夫「それから、勤務体制も変えました。今までお休みだった祝日は出勤してもらいます。勤務時間もこのように変更しました。お給料は、この人事評価表に沿って評価していきます。」
それは、私が求人票を見て応募し社長と面接時にお話をして決まった労働条件を勝手に変更している内容でした。良い求人票を掲載して引っかかった人間を採用して後から相談なく労働条件を変える。まるで詐欺のようでした。
えまる「私が、2週間前の求人票を見て応募した内容と違うのですが??」
スネ夫「求人票が間違ってました」
ジャイアン「これは、決定事項です。嫌で辞めるというなら仕方ないですよね」
えまる「たった2週間で、相談もなく労働条件を変えるのはおかしくないですか??お休みも時間も給料も業務内容も、私は社長ときちんと話をしてから納得してたくさんある歯科からこの医院を選んだのです。一度、社長に連絡させてください」
ジャイアン「社長はもう知ってます」
えまる「いえ、私から直接お話がしたいです。求人票が間違っていたのは、そちらのミスですよね。」
私は、その時、完全にイラついていました。若いとはいえ、社会経験もありますし立派な大人です。労働条件を変更するは本人の同意がないとできないはずと思っていました。おまけに求人票が間違えってどういう事??そんな事あり得ますか??さらに、辞めるなら仕方ないって・・・退職勧奨??
スネ夫「社長も忙しいから事前に私から社長にえまるさんが1度話したいと話していることを伝えておきます。社長から連絡するように言っておきます」
この時2人は、少し焦っていました。多分、勝手にそこまでしたことを社長に知られたくなかったのか、何か隠したかったのでしょう。
それから、パート歯科衛生士さんの面談も終わり、ジャイアンとスネ夫は帰っていきました。
私は、みんなにそのことを話しました。現在、正社員は悪魔、私、F先生。
えまる「・・・って言われました。詐欺ですよね。悪魔さんはそれでOKしたんですか??」
悪魔「仕方ないよね」←事前に話を聞いて知ってた様子。
F先生「俺には話ないの??俺には面談も連絡もない。それなら悪いけど俺は今まで通りにさせてもらう。」
悪魔が電話対応で去った後、院長が話しだしました。
院長「あの2人は、各分院で嵐を巻き起こしてるんですよ。もう関わらないでくれって各分院長がNG出してるんですよね。うちも初期にひと嵐来てですね。その時にNGって社長にお願いしたんですが、社長もあの2人に勝てないっぽいんですよね」
私は、あまりにも非常識だ!!とお怒りモードMAXでした。この条件をのんだら、この先ずっとジャイアンとスネ夫の言いなりにならないといけない気がしました。
しかし、労働条件は、勝手に変えられ悪くなりましたが、それでも他の歯科に比べると好条件でした。とにかくこれ以上転職をしたくなかった私。悪魔は嫌だけど、院長もほかのスタッフも訪問歯科の業務も好き。ジャイアンとスネ夫にはたまにしか会わないし。我慢する事にしました。
でも、怒りが収まりませんでした。
それから2週間経っても社長から連絡がありませんでした。私は、自分から社長に連絡しました。社長と色々話して、結局、社長が謝罪をしてくれたので、諦めて我慢することにしました。