えまるのぶらり日記

小さな1DKで一人暮らし。30代の歯科衛生士。ストレスフリーを目指す!

【歯科日記㉝】悪魔の次は死神??ジャイアンとスネ夫登場 6院目

悪魔は、コーディネーターの仕事を一人でやらないといけなくなりました。聞くと悪魔は、オープンからこの歯科医院に勤めている唯一のスタッフで若い2人はまだ入社して半年程度だったそうです。

 

この医院がオープンして2年以上コーディネーターをしているならいくら仕事ができないと言っても半年の2人が熟してたから大丈夫なんだろうと私は思っていました。大変なのは大変なんだろうからもし、手伝えそうな事があれば、もちろんするつもりでいました。

 

パート歯科衛生士G先輩「えまるさん、なんとなく気づいてると思うけど悪魔さんがちょっと不思議な人なの」

パート歯科衛生士H先輩「ちょっとじゃないでしょ。笑」

G先輩「とりあえず、ここの医院は社長に言われて、歯科衛生士は歯科衛生士業務だけ、コーディネーターはコーディネーターって仕事をきちんと分けてるから下手にコーディネーターの手伝いはしない方がいいかも」

H先輩「大変だとね、手伝うのは当たり前なんだけどね本当は。でもね、ここでは下手に口出さない方がいいよ。私たちもそれで散々、嫌な思いしてきたから。あと、私は来月で辞めるつもり。腰痛がつらくてね・・・でもこれは表向きの理由。」

 

診療室に戻ると院長が私たち歯科衛生士に言いました。

院長「本部の女性2人が来週の月曜に来るみたい。歯科衛生士の面談するみたいよ」

H先輩「あ、じゃ院長、退職の事はそのとき私が本部の人たちに言いますね」

F先生「え??Hさん、辞めるの??まともな人がどんどんいなくなる。」

院長「ほんとにそうですよね・・・・」

F先生「えまるさん、ジャイアンスネ夫が来ますよ笑」

えまる「え??」

みんな「クスクスクス・・・・」

F先生「まぁ、会えば分かります」

 

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そして月曜日。

「ぎゃははははは」

歯科医院の駐車場の方から大きな笑い声が聞こえました。

 

そこに現れたのは、細くて背の高く目の細い女性と、ものすごくぽっちゃりでぱっちり二重の女性でした。ジャイアンスネ夫・・・・たしかに。)

 

個人面談で最初に呼ばれたのは私でした。

 

スネ夫「今後から○○歯科の担当をしていくスネ夫ジャイアンです。えまるさんが、入社してくれて本当によかったです。経験もある程度ある正社員を待っていました。」

ジャイアン「なかなか、歯科衛生士さん来ないからね」

スネ夫「入社してすぐに2人が解雇になって驚いてると思いますが、経営の事を考えてと、きっとえまるさんも一緒に働いていたら違う悩みの種になっていたと思います。」

ジャイアン「えまるさんは、訪問歯科の経験や考え方などもしっかりされているようなので安心してます。」

(ん??なんでそんな事知ってるの??履歴書??)

 

スネ夫「結婚はしてるの??」

ジャイアン「いや、一人暮らしって聞いた」

えまる「はい、一人暮らしです。」

(なるほど・・・・全部これ、悪魔から情報流れてるわ。)

 

スネ夫ジャイアンは、私と仲良くなりたい様子で飲みに行こうと誘ってきたり、自分たちの恋愛話をしたり、なぜか悪魔がセーラー服ののコスプレをしている写真をギャハギャハと笑いながら見せてきました。

 

もしかしたら悪魔は、この死神に操られているのではないだろうか??情報を流すように言われ、いい様に利用されてるのでは??

 

悪魔は50代、スネ夫ジャイアンは40代。明らかに悪魔よりは年下。すごく親しいのか、またはバカにしているのか。そんな風に感じました。

 

そして、話は続き、爆弾が投下されます。

 

 

 

 

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