えまるのぶらり日記

小さな1DKで一人暮らし。30代の歯科衛生士。ストレスフリーを目指す!

【歯科日記⑲】新規歯科医院オープン前の2泊3日 4院目

急遽、2泊3日の研修になった私たち。同世代なのでプチ旅行のようで楽しいです。

リッチ院長の歯科医院は、それはとてもきれいで、すごい美容歯科だなぁと思いました。歯科医院に入ると本日は休診となっており、リッチ院長が待っていました。

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さっそく、MTG(ミーティング)が始まりました。 

 

リッチ院長「オープン日は〇月〇日の予定なんだよね。制服は、今日発注したいからサイズを記入してください。で、一応、自費治療だけでやっていきます。僕、あまり保険治療知らないんだよね。研修医とか最初の時しか経験してなくて・・・。」

 

その時、全員自費だけ?えっ??大丈夫か??と思っていたはず。

 

リッチ院長「最初は、みんなにアシストや受付もお願いするけど基本的にはメンテナンスやエステやホワイトニングで歯科衛生士がメインで診療するスタイルにしていきたい。そして、売上が上がればあがるほど、僕はみんなにお給料を払いたいと思ってる。」

 

リッチ院長「だから、頑張り次第では月給30万、40万・・・100万だってありえるよ。」

 

ざっくりこのような話がありました。オープン日は、まさかの2~3週間後でまだ何も準備をしていないのになんでこんなにバタバタなのかというと、新しい歯科医院は市内で1番高級なデパートの中にオープンするためそのデパートの契約上そうなっているようでした。

 

それからどこかの資料をそのまま印刷したようなプリントが配られました。

そこには、受付でも接遇マナーなどのこと、ホワイトニングやデンタルエステの知識や技術あり、ざっくり簡単に書かれていました。

 

リッチ院長「2泊3日でこの内容を練習してもらえるかな??明日は診療があるから軽い見学はできるけど基本、この部屋で座学になると思う。今日は、休診で道具使えるから技術系は今日した方がいいよ。僕は、今から業者の打ち合わせだから・・・がんばってね。また夕方戻ってくるよ。で、夜はみんなで食事に行きましょう。じゃ。」

 

(え~院長はでかけるの??丸投げ??え~~こんなプリントだけして、はいオープンはヤバいのでは・・・・)

 

さすがにみんな、そう思ったようでした。

 

A先輩「オープン3週間後って歯科医院ってもう完成したのかな??」

 

えまる「いや、まだと思いますよ。完成してもそこから機器とか導入あるだろうし。そこから私たち備品や資料や会計の事やら準備しないといけないでしょう。このプリントをマスターしたとしても、新しい歯科医院での診療の一連の流れがしっかりできてないと、私たちも患者様にも不安を与えてしまうだろうし、オープン日から変な噂が立ちそう。」

 

Bちゃん「ありえんくないですか??計画性なさすぎ~でもお金もらえるのいいですね」

 

A先輩「ありえんよね。大丈夫なのかな・・・。どうしよう。とりあえず始める??って言っても私、今まで保険治療しかしたことない。」

 

Bちゃん「うちもそうですよ~めっちゃ雑な保険治療でした、きゃはは。ってか、自費診療だけでやれるんですかね??あの田舎で」

 

私たちは、さっそく練習に取り掛かりました。が、新しい医院のユニット(治療台)がどんなものなのか、どんな歯科材料を使うのか、どんな器具が準備されているのかさえ、分からなかったので練習は、グダグダでグチグチと文句を言っているだけでした。

 

それは2日目も3日目も同じでした。リッチ院長は、ほとんど私たちにかかわることなくほぼ放置でした。

 

私がこの3日で感じたことは、申し訳ないけどオープニングスタッフなのにA先輩もBちゃんも考え方や意識の持ち方が違うこと。

 

そして、A先輩は努力家だけど不器用で飽きるとすぐ女子トークで美容や男性の話になる。Bちゃんは頭の回転が速くすぐできるタイプだけどめんどくさがり屋で基本やりたくない。すぐ文句を言う。

 

オープニングってこんな感じなの??と、きっとみんな思っていたはずですが、こんな感じなんだろう・・・よくわからないし・・・院長はそう言ってるし・・・と、院長もスタッフもフワフワしていました。

 

私は、オープニングはみんなと夜中まで医院の方向性や目標について話し合い、何度も資料を作ったり、練習に練習を重ねてするものと思っていたので驚きました。

 

その時の私たちは、明確な目標もなければ向いている方向もバラバラで自主性はなく院長任せ。そして、院長もスタッフ任せ。

 

さらに、愚痴ばかり言う事が許される環境ができたが残念でした。

 

ネガティブな言葉や愚痴は、言う人本人も結局はその言葉を自分の耳で聞いているため、脳がやっぱり本当にそう思ってるし嫌なんだ思い、イライラが増します。そして、聞いている相手はそう思ってなくても聞くと同じような不安やイライラを与え不快にさせてしまいます。

 

職場でマイナスな発言をする時は、その言葉の意味と発言した内容の責任や影響をきちんと考えてほしいものです。

 

なぜか本当に、医院全体の雰囲気がどんよりし悪いオーラが漂いますし、モチベーションも下がってしまいます。

 

しかし、愚痴を言わないのもストレスが溜まります。愚痴を言っても最後はポジティブに笑顔で話し終わるようにしてみてはどうでしょうか??

 

 

 

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