【歯科日記⑰】リッチな歯科医師(院長)との出会い 3院目
さて、3院目で違和感を感じまくっている私は、求人を眺めていました。辞めてやる!!ってほどでもないのですが、他にいい所ないのかなぁ・・・と思っていました。
すると、気になる求人を見つけてしまったのです。
そこは、新規オープンで美容歯科でした。とりあえず、面接で話でも聞いてみようかなぁ~と、めちゃくちゃ軽い気持ちで応募してしまいました。
とりあえず、面接になりました。
新しい歯科医院は、数か月後に完成らしく貸会議室のようなところで面接でした。しかも、そのビルがすごくきれいで、(面接だけなのにリッチ!!)と思いまいした。←後々、これが問題になっていきます。
そこにやってきたのは、紺色のシワ一つない高級そうなスーツ、おしゃれな革靴(ルイヴィトンだそうです)、立派そうな時計。背が高くがっちりとした若い男性の歯科医師でした。
体育会系でハキハキと話して、(なんかバリバリやり手の先生っぽい)と思いました。リッチ院長とは、その時はとても話が合い、盛り上がってしまいました。
「ぜひ、来てほしい!!!」と強く言われ、必要とされた私は嬉しくなりました。そしてリッチ院長は続けます。
「辞めてきてくれるならオープンはまだ先だけど、お給料は来月から出すよ!!」
(マジか~リッチ~!!!)
月給も今より数万円もよい数字を言われていたので、ボーナスはすぐにはなかったですがラッキーと思ってしまいました。そして、新しい歯科医院で自分の実力を試してみたくなりました。(対して実力も経験もないのに調子乗ってたんですよね・・・・)
そして、リッチ院長は、私に封筒をくれた。
「コーヒーでも飲んで帰ってね」
(どんだけ~‼)
いえいえ、そんな申し訳ないです。と言いながらもラッキーと受け取り、面接後、封筒を覗くと交通費とコーヒー代より多めに入っていました。何杯コーヒー飲むんや??って思いながら帰りました。
そこから、本当に辞めるのか悩みました。
嫌なのは、バカな歯科衛生士長の嫌がらせと医院のレベルの低さ。別に、気にしなければ労働条件も仕事も仲間も楽しい。この頃、ちょっと頭のネジが緩んでたのかもしれません。私は、とりあえず行動してみようと、軽いノリで退職することにしました。
理事長に退職の旨を伝えると、理事長は驚いて前歯部のTEK(仮歯)が外れました。よく外れるので慣れましたが。歯科衛生士長は「え~ほんとに??もったいない~」と笑顔でピーピー話していました。
今思えば、本当に私には忍耐力が足りない。やる気があっても長続きしないのです。
まさに、置かれた場所で咲きなさい。です。